題して、「アイドル伝説えり子の語り過ぎるナレーション」です。
当時アイドルさった田村恵里子の宣伝目的として1989年に放送されたアニメだそうです。
作中で田村恵里子の楽曲を使いながら、新人アイドルのえり子のサクセスストーリーを描いています。
ちなみにアイドル時代の田村恵里子本人はこんな感じ。

そのアニメに入るナレーションが当時のアニメとは一風異なっていたことで、かなり注目されていたとのこと。
【1】水泳大会編
アイドル水泳大会のオファーがあったえり子は25m自由形への参加を指示されるも、実は泳ぎが全くダメで大ピンチの状態。
そこでナレーターが語り始めるのです。
「意地悪な運命は喜び溢れるえり子を青く無残な四角い水の砂漠へ誘う、えり子は果たして無事に出演できるのだろうか?」

いやいや、ただ泳げないだけやん(笑)
必死の特訓を続けるえり子、そこにまたもやナレーターが語りだす。
「運命の稲妻が走り、いよいよ本番前日を迎えた。だが、懸命な努力にもかかわらず、えり子の泳ぎは完成しなかった。息継ぎがどうしてもマスターできなかったからだ」

だから、イチイチ大げさだってば(笑)
泳げないまま迎えた本番当日、25mに2分半かけて何とか完泳。
つーか、そこにはナレーターの語りないんかよ?(笑)
【2】舞台オーディション編
全世界で公開されるオーディションに参加したえり子、そこにはライバルでもある朝霧麗の姿も。
「長い彷徨いの果て、今宿命のライバルが目と目をあわせ、激しい火花を散らした。運命の稲妻は大きく、これから始まる2人の壮絶な戦いに歓喜の声を手向けた。濁流は喜びに舞い、清流は姿を消した。地は裂け、炎が笑い、安らぎは凍りついた。この嵐渦巻く宇宙で、えり子は何を失い、なくしてゆくのか。そして一体、どんな希望を掴むことができるのか。それは誰にもわからない」

なげーよ!(笑)
そして、これアイドルのアニメだよな?(笑)
そこからダンス審査へ。
そこでもナレーターが!
「えり子は自らの限界を超えて、なおも力強く踊り続けた。運命の戦いを続けるえり子と麗。2人を支えていたものは気迫と情熱、ただそれだけであった」
ダンス審査もクリアし、次の審査に向けて辞書みたいに厚い台本を覚えてくるように言われるえり子。
ここでナレーターがまとめに入る。
「運命の関門を乗り越えたえり子、新たな試練が立ちはだかる。えり子は見事、栄えある栄冠を手にすることができるのだろうか」
もうアニメじゃなくていいんじゃないか、このアニメ・・?
【3】人物紹介編
全51話の中の40話になぜか最終回のような演出。
1分半もの間えり子の曲を流し、それ合わせてナレーターは登場人物を紹介し始めます。
「数々の苦難を乗り越え、勝利の栄冠を手に入れたえり子。常に先端だけを見つめ走り続けて、栄光の座と戸惑いの愛を得た麗。貪欲に生き続け、生と死の狭間を垣間見た項介。怨念に包まれたまま足掻き、ついに挫折を味わった良子。長い眠りの末、目を覚まし、衝撃に遭遇しながらも、新しい現実に帰って行く美奈子」
「マイペースの星吾洋。いつも皆の悲しみを受け止め、支えとなってきた内田。人々の運命を横目にとうとういち高校生だった一樹。とにかく一生懸命だった伊集院。それぞれがそれぞれのドラマを生み続けている。それぞれの明日には苦しみや喜びが待っている。うん・・、それぞれが美しい」
これ当時見てた人もポカーンじゃないの?(笑)
そして人物紹介も後半は割と雑だし(笑)
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